時事芸人のプチ鹿島さんの著書「芸人式新聞の読み方」(幻冬舎)。私は3年前にこの本を購入して以来、プチ鹿島さんのファンです。

プチ鹿島さんといえば去年までテレビ朝日系報道番組「サンデーステーション」で新聞読み比べコーナーを解説されていました。新聞記事のわかりやすい解説と、時事芸人としての独自の切り口と話術が魅力です。

テレビ番組だけではなく、毎日新聞社が発行している「ニュースがわかる」でも連載を担当されています。

2020年10月からは信濃毎日新聞でプチ鹿島の「信毎、読んだ？」の連載がスタートしています。この連載はすごいです!(何がすごいのかは改めて書きます)全国の新聞ファン、プチ鹿島ファンなら垂涎の連載です。

プチ鹿島さんは一流の新聞の読み手であると同時に、書き手でもあるのです。

私はプチ鹿島さんをとても尊敬しています。特に尊敬している点は、プチ鹿島さんが新聞という誰でも触れることができる情報を用いて、誰も気がつかない視点を導き出すことを信念にしていることです。

特別な関係者のみが得られるインサイダー情報ではなく、世間に公表されている情報のみを扱う。とてもフェアな姿勢ですし、情報の読み解く側として、よほど自信が無ければできることではありません。

もちろん、新聞を丹念に読み込むという日々の努力があってこそだと思います。そんなプチ鹿島さんが信濃毎日新聞をどのような視点で読んでいるのか。私もプチ鹿島の「信毎、読んだ？」を毎回楽しみに読んでいきたいと思います。

(文責・ふくしま新聞店 福島達也)