新聞は中国語で「報紙」と書きます。

私は今から16年前、中国の上海の大学に留学していました。

その頃から新聞を読むのが好きで、よく街角のスタンドで新聞を買って読んでいました。(中国では新聞の宅配は一般的ではないのです)

私が毎回欠かさず読んでいた新聞は「南方週末」、経済紙の「21世紀経済報道」、英字新聞の「上海日報(shanghai daily)」の三紙でした。

特に「南方週末」は好きでした。南方週末は中国でもジャーナリズムを貫く有力紙として知られています。徹底した現地調査で中国の隠れた社会問題をあぶり出します。

私は中国留学を終えてからは、南方週末を読む機会は無くなりましたが、また読んでみたくなり南方週末のウエブサイトを開きました。

すると「南方人物週刊」という注目人物を取り上げるコーナーで、日本の新聞記者「清水潔」さんが特集されていました。清水さんも徹底した現地調査で知られるジャーナリストです。

中国の新聞記者にもとても尊敬されているようです。

日本では一般的にあまり知られていなくても、中国では尊敬されている日本人はいます。経済学者の故・青木昌彦さんもそうです。経済紙「21世紀経済報道」でもよく特集されていました。

中国の新聞の視点から、日本を考えるのも面白いかもしれません。

(文責・ふくしま新聞店 福島達也)