近年、世界各国でSDGSに対する取り組みが進んでいます。
日本においても新聞など様々がメディアでSDGSが叫ばれています。
私はSDGSは大きく二つの分野に影響を与えていると思います。それは「教育」と「ビジネス」です。
教育の分野では2020年度の小学校の新学習指導要領の全面改訂を皮切りに、中学校や高校でも将来のSDGSの担い手を育成するための学習が始まっています。
ビジネスの分野でもグローバルに展開する大企業だけでなく、地方で活躍する中小企業でもSDGSの課題達成への取り組みが始まっています。
教育でもビジネスにおいても、SDGSを実践するために大切なのは先ず、正確に現在の社会課題を認識することです。そうでなければ、SDGSは机上の空論となるでしょう。
さらに重要なのはその課題を社会全体で共有すること。それぞれのプレーヤーが、それぞれの立場から対話をすることです。
そのために、新聞を読みましょう。新聞はSDGSに対する気づきや、学びを与えてくれる「実社会の生きた教科書」です。
新聞はこれまでは社会の情報インフラとして機能してきました。しかし、ネットメディアの急速な発展により新聞はその役割を変えようとしています。
これからは、SDGSなど社会の公共を担うメディアとして新たな役割が期待されるでしょう。私たちも社会の持続可能性を意識し、より賢い読み手になる必要があるのかもしれません。
(文責・ふくしま新聞店 福島達也)